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ヒトは海辺で進化した!



「水生類人猿説」という言葉を聞いたことがあるだろうか? ヒトは、木から降りたサルから進化したのではなく、水辺に適応したサルから進化したという仮説である。決して新しい仮説ではなく、今から50年以上も前に提唱されていた説である。今まで異端視されてきたこの仮説が最近、にわかに注目を集め出した。

これまで、定説として広く知られてきた類人猿からヒトへの進化の過程は、アフリカでサバンナ化が進み森がなくなったために、仕方なく類人猿の一部が木から降り、平地で暮らすようになったためだとされてきた。そして、平地でできるだけ遠くを見晴らすために、二本足で立ちあがったというのである。

だがこの仮説は、今では成り立たないことをほとんどの人類学者が認めている。なぜなら、初期の人類が進化したころ、まだサバンナ化は進んでなく、初期人類は二足歩行と同時に樹上生活にも適応していたことが判明しているからである。


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そして、最近再び「水生類人猿説」に注目が集まっている。ヒトの祖先は、水辺で生活していた類人猿だというのである。水中では浮力があるので二本足で立ちあがるのは容易で、水面から顔だけを出して、深みを二本足で移動するうちに、二足歩行に適応したのである。

この仮説を裏付ける証拠として、ヒトは数多くの水生哺乳類の特徴を備えている。体毛が少なく、皮下脂肪が厚いのは、水生哺乳類の特徴である。また、イルカなどの水生哺乳類にみられるように、音声コミュニケーションにたけていて、頭脳が発達しているのも特徴である。

さらに、多くの類人猿が水を毛嫌いするのに対し、ヒトは水泳が得意なことも、この説を後押しする。水中出産が行われていることからもわかるように、ヒトの新生児は、生まれながらにして水中で呼吸を止め、泳ぐことができるのだ。ちなみに、これがオランウータンの新生児だったら、即座に水の底に沈むそうだ。他にも数え上げればきりがないほどの証拠が見つかっている。


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「水生類人説」は、1960年ごろ、著名な動物学者のアリスター・ハーディーによって提唱され、作家のエレイン・モーガンの著作で広く知られるようになった。しかし、長い間主流の人類学者からは無視されてきた仮説である。

ところがここにきて、人類学の専門家の間でもこの仮説に注目するものが出てきた。今を時めく動物学者のサー・デイビッド・アッテンボロー博士も、この仮説の支持者の一人で、今回ロンドンで開かれた科学会議で、活発な議論が行われている。真の人類進化の謎が解き明かされる日も、そう遠くはないだろう!


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