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火の使用 100万年前から!

人類による火の使用が、従来の考えより30万年近くさかのぼる約100万年前からだった事が判明した。

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火の使用は、日本で言う旧人に相当するホモ・エレクトスの時代に始まっていたことが分かっている。ホモ・エレクトスの脳の大きさは現生人類より2~3割ほど少なめで、傾斜した前頭骨に丈夫な眼窩上隆起、未発達の頤(おとがい)など、より古い形質を残した化石人類である。しかし、体つきは完全な直立2足歩行に適応していた。若干現生人類と比べ、狭めの骨盤など、むしろ現代人以上に2足歩行に適応していた人類といえる。

ホモ・エレクトスは、その優れた2足歩行の能力を生かし、初めてアフリカの地を離れ世界中に拡散していった人類と考えられている。今回、南アフリカの「ワンダーウェイク洞窟」に、植物の灰や焼けた骨片を含む地層が広範囲に分布していることが確認されたのだ。

洞窟内に焼跡を含む地層が広範囲に分布し、石器も発見されていることから、山火事などの野火ではなく、ホモ・エレクトスが長期にわたり火を使用した跡と考えられる。

つまり、彼らは、まだ世界に拡散する前のアフリカにいた時代から、すでに火を使用していたことになる。ちなみに、近年ではアフリカから拡散する前のホモ・エレクトスを、ホモ・エルガスターとして分類することも多い。火を使う能力を持っていたことも、彼らが世界へと拡散できた要因の一つだったのかもしれない。

もちろん、火の使用はもっと時代的にさかのぼる可能性もある。いくつか、より古い時代の火の使用の痕跡らしきものも発見されている。しかし、屋外の場合、山火事などの自然現象で起きた火と、人為的に起こされた火の区別は難しい。今回の発見は、非常にまれなケースといえるだろう。いまだに、腰を大きく曲げた旧人のイラストを目にすることがあるが、実際のホモ・エレクトスは、はるかにスマートな人類だったのだ。
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